ボドゲ会に持ってきたいゲームが多すぎて鞄に入りきらないなんてことありませんか?

買ったゲームの上げ底がすごくて持ち運びの邪魔になるなんてことありませんか?



よし、圧縮だ!



説明しよう! 圧縮とは、充填率の低いボードゲームの内容密度を上げ、効率的にボードゲームを持ち運びするための行為である!


というわけで本日は圧縮のお話。

ボードゲームはゲームによりますが、内容物に比べて箱の大きさが無駄に大きいことが多々あります。
理由としては、流通や陳列のためだったり、見栄えのためだったり。
日本の住宅事情うんぬんって話がよく出ますが、個人的には可搬性の悪さが最大の欠点と思ってます。

というわけで自分流のボドゲ圧縮方法を紹介。

一般的に圧縮するには2通りの方法があります。
・中身に対して箱を合わせる
・箱に対して中身を合わせる
メリットはどちらも一緒。可搬性の向上。

前者は自分がよくやる方法。
100円ショップなどでサイズの合う箱を買ってきて移し替える
デメリットは箱絵がなくなるので箱絵からの印象や情報がなくなるのと、必然的に元の箱が余るので収納性は悪くなること。
捨てるの気にしない人ならいいですが。

後者は中身の充填率を増やす。すなわち1つの箱に他のゲームも詰め込む方法。
こちらはその箱のゲームは変わりませんが、詰め込んだ他のゲームに関しては上と同じデメリット。


というわけで自分なりの圧縮に対する結論。


前者の方法で圧縮した後、箱絵を貼ればいいじゃない!

 
というわけで自分なりに圧縮したのがこちらになります。
 
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スペースアラート、スペースカデット、満月を圧縮。
スペースアラートとスペースカデット二つで元のスペースアラートの箱とほぼ同じサイズ。
満月は元の箱の4分の1程度になりました。


というわけで作業工程の紹介。
小学生の工作+中学生程度のPC操作ですがw。


工程1【圧縮用の箱の入手】

100円ショップで買ってきましょう。
A4, A5, B4, はがきサイズが良く使うかな。
厚さも厚い薄い揃えておくと便利。

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一番使いやすいのがこれ。
A4サイズの幅厚。
大箱サイズ圧縮するなら大体これですね。

今回のスペースアラートやスペースカデット、ケルトやダンジョンファイターズやピッチカーミニまで。

毎回サイズ別に買い込んで確保してます。
場所は取るが。

BlogPaint

あ、あとついでに両面テープも買っておきます。
透明タイプ。


工程2【詰めてみる】

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実際に詰めてみてサイズの合う箱を見つけます。
少しでも無駄は減らしたいもんね。

チット類は同じく100円ショップの小分け袋に。
こちらもA8, B8, A7, B7など色々用意しておくと便利。

箱が決まったらそれに合わせて箱絵を作りましょう。


工程3【箱絵の入手】


これは簡単。
BoardGameGeekのImagesから貰ってきましょう。
ただし著作権はあるので再配布は駄目ですよ。私的利用のみです。

大体のゲームは表紙と箱裏の絵が有志によって上がってます。
感謝しながら、できるだけ解像度の高い画像を貰いましょう。

ゲームによってはないものもあります。
今回だと満月は表紙はあったけど裏絵はなかったです。
その時は大人しく倍率指定してカラーコピーで!工程7まで飛ぶ。

んで箱絵確保したら次。


工程4【画像の加工】


これは印刷環境次第ですが。
印刷した絵が薄すぎたり、濃すぎたりするなら絵を加工します。
プリンターで設定できるならそれでもいいです。

自分はコンビニ印刷を使ってます。家のプリンター故障中で…。
普通紙印刷なのもあり、全体的に淡く、コントラストが落ちるんですね。

なので画像を加工してコントラストを上げ、輪郭を強調します。
特に裏絵でプレー人数や時間が読めなくなるのが嫌なので。

使ってるソフトはAdobe Photoshop Elements。Photoshopの無料版です。
製品版?買う金ねぇよ!というか持ってても持ち腐れ。

Photoshop1

作業は簡単。アンシャープマスクをかけるだけ。
スライダが3つ出てきて調整できるので上手いこと合わせます。勘で。


Photoshop2

左が調整前、右が調整後。うん、よく分かんないね。
やや濃淡がはっきりしてるくらいで。
左のまま印刷すると全体的に薄く、のっぺりした印象に。
右を印刷すると左の絵に近い印象。

特に自分の場合、半透明の箱に裏から貼るのでそれも考慮して濃いめにしてます。

画像サイズはここで調整してもいいんですが、どうせ次の工程で調整するので省略。


工程5【印刷サイズにレイアウト】


画像をミリ単位で狙った大きさに印刷するってのは案外難しいもんで。
Photoshop Elementsで画像サイズ合わせて印刷してもずれたりするんですよね。
たんに自分に知識がないだけだと思いますが。

というわけで自分は『位置指定印刷「ロケートプリント」』というフリーソフトを使ってます。

ToPDF1

圧縮した箱の箱絵を貼りたい領域の縦横サイズを測って絵のサイズを合わせます。
スペースカデットはやや横が長い箱ですが、縦に伸ばしても絵にそこまで違和感なかったので縦にしました。

和訳シール作る機会があったらこのソフト便利ですね。

プリンターがあればこのまま印刷すればいいんだけどなぁ(遠い目。

んでコンビニ印刷の話。
セブンイレブンのコンビニ印刷はpdfやjpgに対応してます。
というわけでこれはpdfにします。



工程6【PDF化】

セブンイレブンのコンビニ印刷はpdfやjpgに対応してます。
というわけでこれはpdfにします。

使うのはPrimoPDFというフリーソフト。
当初はPDF Completeという有償ソフトの試用版使ってましたが、期限切れたので。

ToPDF2

ロケートプリントの印刷メニューのプリンター名からPrimoPDFを選択。
必要かは分かりませんが、一応プロパティ開いて出力解像度を上げておきます。

ToPDF3

印刷実行するとこんなウィンドウ開くので「印刷」を選択。
「スクリーン」などが選択されていると解像度落ちて汚くなるので注意。
んで「PDFの作成」をクリック。

ToPDF4

PDFになりましたよっと。


工程7【印刷】

SDカードやらUSBドライブに入れてセブンイレブンに持って行って印刷!
A3一枚80円!高ぇ!!
A4は50円なのでA3で同時に印刷して効率よくね。

プリンター買わなきゃなぁ。

でもまぁコンビニプリンターは印刷綺麗だし、何より早い。

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印刷完了。
んじゃ切ります。

 
工程8【カット】

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切ったよ!

 
工程9【両面テープ貼る】

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貼ったよ!

欲を言えば箱の外から貼って透明フィルムで保護するのがベストなんでしょうが。
そんなお金かかることできません。
ということで箱の中から両面テープで貼ります。

 
工程10【箱に貼りつける】

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ペタッとね。
上下間違えないように!←満月で間違えたorz 

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こんな感じになりました。 
端しか貼ってないから色が違って見えるけどそれもコストと手間の問題。
こだわる人は全面貼ってくださいな。


工程11【もっかい収納】

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箱に入れて、と。


 
工程12【完成】

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ね、簡単でしょ?←これが言いたかっただけ。




というわけで、

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圧縮で快適なボドゲライフを!!



ちなみにジャストインタイムやTHE BOSSなど、得点ボードが大きいのはボード自体をコピーして厚紙に貼って折り曲げれるようにして入れてます。




ちなみに圧縮最大のコツ。

作業が適当になってきたと感じたら止めて寝ましょう!


お後がよろしいようで。