sasaoyajiさん主催の大田非電脳へ。
ミスボドと同じ場所だよ。


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「クーロラド / Kuhlorado」 Reinhard Staupe作

先日GMでバネストから買った2人用。持参初プレー。
シュタウペ自身のコロラドカウンティを元ネタにしたゲーム。
といっても同じのは得点が取れる条件だけだが。

手番ではサイコロ2個振って共通のシートに互いに○と×を書いていく。
サイコロは1~5と牛の目。
両方数字ならどちらかの数字を選んでシート上のどこかのその数字をチェック。
牛と数字なら1マス離れた両方をチェック。もしくは片方。
両方牛なら牛を2つチェック。
繰り返して空きマスが5マスになったら終了。

まず外周の色が濃いマスでエリアマジョリティ。といっても2人なので相手以上。
次に各水場、周囲のマスに多くチェックしてる方が得点。
最後にお互いのマスがつながってる数を数え、大きさに応じて得点。

それだけ。シンプル。
出目次第なのであんまり悩ましさはないな。
2人なので勝てるかどうかもほぼ見て取れるし。

手軽な陣取りダイスゲーとしてはいいけども。


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「高松 / Takamatsu」 Martin Schlegel作

初プレー。
和風テイストの多人数マンカラ。
手番では1箇所選んでそこのコマを任意の数選んで動かす。
動かせるのは時計回りにコマの合計数。
必ず自分のコマを1つは含める。他の人のコマがいたら1つは含める。
そのマスにコマが2個以下なら全部動かせるが、3個以上なら1個は残さないといけない。 

目的は自分の色の部屋に自分のコマを止めること。
すると並んだカードの一番端のカードが貰える。 同時に入れば複数枚。
中にはマイナスのカードがあってそれは取りたくないので、人のコマを一緒に動かして相手の部屋で止まる。
殴りあいですな。
誰かが既定の得点取ったら勝ち。

正直収束性が悪い。
ほぼ完全情報アブストラクトなので下家が得点を取らないように動かすのがお仕事。
勿論自分がそれ以上取れるなら取るべきだが。
大切なのは誰と同居するか。
自分の上家と同じ部屋にいると得点取るために動かすエサにされてしまう。
よって下家と同居するのがいいが、更に大事なのは部屋の並び。
自分よりも前にマスがある相手に連れてってもらえるならいいが、後ろの相手だと行きすぎさせられてしまう。

中々多人数アブストラクトとしては悪くないのだが、4人5人それぞれのことを考えないといけないので結構辛い。
あとマイナスカードの所為で収束性が悪く、プレーが伸びがち。
マイナスカード抜いた方がいいかも。

あと感じたのは内周の方が1マス少ないので、内周のマスが早いプレイヤーが不利。
逆に遠くからでも着きやすいっていう利点もあるんだが。
というわけで中途半端な位置が不利。
折角コース分かれてるんだから同条件にしようぜ…。

積極的にやりたいゲームではないなぁ。
出来る限り避けそう。

 
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「ロココの仕立屋 / Rokoko」 Matthias Cramer, Louis Malz, Stefan Malz作

小クラマーのロココ。一時期ノミネートされて人気だったけど最近あんまり見ないね。
結構時間がかかると聞いていたがルールは思ったより簡単。

システムはデッキ構築に近い。
毎ラウンド3枚選んで、次は残りからまた3枚、カード尽きたら捨て札再利用。
ドミ系のデッキ構築とコンコルディアの手札構築の中間な感じ。

あとはアクション選んで利用、カードに効果あれば使用。
カードにはレベルが3種あり、出来るアクションが増える。
アクションは資源を得て、ドレス作って、それを配置して点数稼ぐ、お金払って設備建てる。
あとは新しいカード入手したり、カード除外してお金にして圧縮したり。
資源や新カードは場に残っていないほど安くなる方式。
ドレスは右にあるほど安い。当然どんどん詰まる。
作ったドレスは売ってお金にするか、レンタルして部屋に配置するか。
各部屋で最後に配置数でマジョリティ。
あとは全部屋配置ボーナスとか。

なわけで手札以外の所は典型的なリソースマネージメント。
カードごとの効果や得点条件に合わせてどう動くか。

手札が少ないうちに強いカード取りたいのでスタP強めな気がする。
と言ってもカードはラウンド毎に強くなるので、欲しいカードが出るタイミングで早めの手番を取りたい。
何度かやってカードの効果覚えてからが勝負なゲームな気がする。

普通に面白かった。思ったよりも時間はかからず。
システムの独自性はそこまで高くないかな。


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「マイルストーンズ / Milestones」 Stefan Dorra, Ralf zur Linde作

GMで買った中古品。持参初プレー。
自分のボード上をワーカーを時計回りに動かすワーカームーブメント。
上部の道に職人を配置してマスを作っていくのがポイント。
手番ではワーカーを好きなだけ動かすのを2回。
上部の職人は止まったマスで、その移動に通り過ぎた分の同じ資源が得られる。
つまりは同じ職人を多く配置すれば少ない手数で資源を多く取れる。
下部の建物ではそれぞれ、職人の購入・資源と資金変換、建設、市場への補充が任意回数できる。 
基本的には共通ボードに道や建物を置いて得点を稼ぐ。
道を2本引いて、その間のマスにマイルストーン置いて、そのマスの数字分得点。
開いている道の途中や先端のマスに市場置いて、そのマスの数字分得点。
道が引かれてる脇の三角形に家建てて、周囲の空きますの数字分得点。
空いている市場に商品置いて、周囲6マスの数字から2マス選んで得点。
城は必ず止まらねばならず、職人を1人潰し、資源を3つまで減らす。

バラバラに職人を取るより染めた方がいいと思い、流れから黄色とお金で染める。
お金は2金で好きな1資源に変換できるので自由度高い。
だが基本的な建築には白灰黒の資源が必要で動きづらかった。
黄色の資源は空いてる市場がないと使えないので2つで1金にできるだけ。
ゲームの基本として美味しい状況で場を放置しないのが鉄則。
よって狙いたいのは自分で高得点を取れる状況を作り、さらにその得点を同手番で取ること。

道を2回引いて、最初でいい方向に伸ばして2回目で高い点を取ったり、
市場作って自分で補充して得点得たり。

後半にRyoさんが職人を2色に染め、その材料で1手番に家を3つ立てて15点とか稼いで勝ち。
3回4回建設できるように職人集めると強いなぁ。
毎周職人減るのでマネージメントが大変だけど面白い。
最後に職人ごとにマジョリティ点数あるけど敵わず。
 
なかなか面白かった。
中央ボードの見た目がちょっと地味だけども。


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 「宝石の煌き / Splendor」 Marc André作

たまにはレベル1多めで。
白特化してみた。
白の6,7のカード出たから良かったけど出なかったら死ぬなこれw。
結果は14点で1手足らず負け。


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「マングロービア / Mangrovia」 Eilif Svensson作

ナカタさんが来たのでエッセン新作をやらせてもらう。 初プレー。
予想以上にシンプルなワーカープレイスメント+エリアマジョリティ。

ワーカーは1人1個、マスは6個だけ。
各マス2つアクションがあり、アクション順もマスで決まる。
数字カードを取り、地形カードを取り、建設を行う。
建設は対応する地形カードと描かれた数字丁度を払う。
建てられる地形はラウンド毎に2つに決まっていて、誰かがスタートプレイヤー取ればその人が任意に、取らなければ現在以外の2つに入れ替わる。
あとはアミュレットの取得アクション。
現在の自分のアミュレットレベルに応じて取り方が変わる。
最初は1のアミュレットを1個取れるだけだが、上げると袋からランダムに引く、2個引いて1個戻す、3個引いて1個戻すと上がっていく。
カードの代わりにアミュレットを使わないと建設できないマスもある。
アミュレットレベルはマスが丸いマスに建設すると上がる。

誰かが手持ちコマ全部建設したらゲーム終了。
ボード上のモアイだかトーテムポールだかのある行と列でマジョリティ。
また、中央の3×3のマスでは置いたコマ1個につき置かれている総数分得点。
今回は全部埋まって8点で自分は3個置いたので24点。
また、ボード上にもう1個ある3×3の四角ではその中だけでマジョリティ。
ここは全てアミュレットでないと建設できない。

非常にシンプルながら即時の得点取るか、マジョリティ狙うか、アミュレット上げるか悩ましい。
マジョリティも縦横四角と睨むところが分かれていて。
数字が丁度じゃないと建設できないってのが曲者で。
狙ってカード取りに行かないと狙った場所に建てるのは難しい。

最後に狙ってたマス2つが両方取られてしまい、手札が無駄になるも、
2つ建設できるアクションでアミュレットとカード1枚使って2個建てて終了。

中央の3×3で24点取れて、もう一方の3×3で2つでマジョリティ12点取れたがまーさんに敵わず2位。

面白かったです。



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「オロンゴ / Orongo」 Reiner Knizia作

クニツィアのエッセン新作。初プレー。
握り競り+陣取り。
同時握りで公開する握り競りだが、払うのは1位だけ。
1位は3マス、2位は2マス、3位以下は1マスチップを置ける。
1つも握らなかったら今回払われた分と場に溜まってた分が収入。複数は折半。
よって美味しいのは2位になること。しゃがむときは1人でしゃがむこと。

チップを置けるのは毎ラウンド4枚オープンするチップの上か、自分のチップに隣接する空きマス。
連続したチップで指定の絵柄数種と島の外周のマスを繋げるとモアイが建てられる。
その場合、更に手持ちから指定絵柄の上にお金を置く。

手持ちのモアイを建てきって、最後の共通ストックの1個を建てた人が勝ち。
 
これは面白い。さすがクニツィア。久しぶりにいいゲーム出したね。
2位得の競り、置ける場所がランダムに増えていくってのもいいし。
モアイを建てるとお金をボードに置いて、全体の総数が減ってくってのも面白い。

全員手持ちをほぼ建てきった状態で迎えた最終ラウンド。
ナカタさんが3個、他全員2個握り、自分が2番手。
これで面白いのがナカタさんはその3個を払ったのに対して、自分の2個は手元に戻ってる。
それによりナカタさんは手持ちのお金が足りなくなり、建設できず。
自分が最後のモアイを2金丁度で建てて勝ち。
中々劇的な最後で面白かった。

いいクニツィアでした。



飲み会に行くのでここで撤退。