ニュートンとマグナストームを買ったので、遊びたいなぁと呟いてたらフレイさんからお誘い。



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「ニュートン / Newton」 Simone Luciani, Nestore Mangone作

持参初プレー。
マルコポーロのルチアーニとエキスポ1906のマンゴーネの共作。

手番では手札1枚使って、描かれたアクション。
自分の個人ボード上にある同じアイコン1つにつきアクションパワーが上がる。
また、カード上部には本棚アクションや終了時得点取るために必要な本や、特別な追加アクションが描かれている。
1ラウンド5枚使って、使った5枚のうち1枚をボード下部に差し込む。
するとそのカードは使えなくなるが、アイコンのみが残る。
どのアクションを強化するかは重要だし、計画的に手札増やさないと辛くなるのはモンバサっぽいね。

アクションは5種類。名前は覚えてないので適当に。

学者アイコンは手札増やす。パワー1~3の列があり、対応するパワー以下の列から取れる。
取ったカードは手札に来てすぐ使える。
お金払えば山札からカードめくれるのは運要素。
追加アクションを取るか、本を取るか。

道具アイコンはパワーの分だけお金トラックを進める。
進んだ分だけお金が貰えて、局所に止まるとボーナスのマスがある。

歯車アイコンはツリー状ボードの人を進める。
何本かの分かれ道があり、終着点が6つ。その途中に色々なボーナスがある。
終着点には人物カード出せるマスや終了時得点などが。
5金払うとスタート地点に人を追加。
どのボーナスを取るか、どの終着点を狙うかが悩ましい。
アクションパワー増やすタイルやお金や薬の定期収入タイルなどが取れるので、便利。

コンパスアイコンは旅。マルコポーロ的な。
止まった場所のボーナス貰って、キューブを置ける。
止まった場所しか置けず7個目以降は得点つき。マルコポーロやね。
大学と古代の地にキューブ置くと本棚アクションの条件達成。

んで本棚。個人ボード上のパワーに応じた段に本タイルを置ける。
ただし条件があり、対応する大学や古代の地にキューブ置いてることや、対応する色の本がこのラウンド使用済みのアクションカード上に描かれていること。
アクションする順番も大事。
薬タイルを1つ払うと必要な本1つを無視、3つ払うと必要条件無視。
本タイル3枚置くごとにボーナスもある。

また、開始時から1枚ワイルドカードも持ってる。
使用時には好きなアイコンに出来るが、以後のアクションからは参照されないので、基本的には最後のアクションで撃つのが良い。

んで得点源は本棚の定期収入と終了時得点。
本棚は区切られた横ライン縦ラインごとに埋めるとラウンド終了時ごとに得点が入る。
全部埋めるだけの余裕もタイルもないので、主に左半分狙うか右半分狙うかで分かれるかな。
上手く埋めればラウンドごとに20点とか稼げる。

終了時得点はお金トラックの最後や歯車トラックの最後、旅トラック上にある。
よくあるゲーム終了時に達成した項目について得点。
ただし入るためにはどれも描かれた本が必要。狙ってカードを取っていきたい。

あとはロレンツォよろしく人物カード。
開始時に4枚配って、上級ではドラフト。
これも各トラック上の対応するアイコンのマスに入るか、本タイル9枚置くかで1枚出せる。
ロレンツォと違ってカードごとに必要な条件はない。
即時ボーナスで何か貰えたり、本が描かれてて本棚アクションや終了時得点マス入るときに参照できたり。
また、カードに得点も付いてる。

さてこんなとこかな。これを全6ラウンド。

結論から言うと、本棚必須。切り捨てるとまず勝てない。
上手くやれば4ラウンド目から20点くらいになって、合計70点くらい稼げる。
他の終了時得点や人物カードで得点取っても同じくらいにはなるが、本棚だと達成した5ラウンド目以降をそちらの得点狙いに行けるので当然得点は上がる。
まずはこれを全員で共有できないと勝負にならないんじゃないかな。
パルサー2849でパルサー取らないと勝てないよくらい。

まぁただ本棚埋めるには旅アクションで大学と古代の地を上手く取るか薬タイルを計画的に取って、必要な本が描かれたカード取る必要があるので、計画性重要。
まぁ本がいるのは終了時得点も一緒か。

このゲーム問題なのが他に同等の得点ルートがないんだよね。
本棚+αのαを何で稼ぐかのゲームになってる。
終了時得点狙うか、人物カード狙うか、旅でコマ置ききるか、など。
それも本棚進めてればカードの本アイコンは増えてるはずだし、旅で大学や古代の地回ってるはずだしで、結局本棚に全てが収束してる。

つまりはどのルートから本棚に繋げるかがこのゲームの焦点。
旅を放棄して大学などを薬で補う、本アイコン放棄して薬で補う(これは終了時得点も取れなくなるので弱い気がする)、お金トラック放棄して他を手広く進める(お金が辛い)など。
それを、どのルートに特化するかと勘違いして、本棚を捨てるルートの選択肢に入れてしまうとまず勝てなくなる。
それならそう書いといてくれって感じ。デザインが美しくない。

また、各アクションが全く別のことを行って、それを本棚で参照するっていう継ぎ合わせ感というかキメラ感。
各アクション上で書いたように2、3行で説明できてしまうので深みがない。
浅く狭いルートをどの程度の割合で掘っていくかのゲームで達成感がない。

個人的にはうーんって感じ。
カードの運用システムとかは面白いんだけど、点数周りの調整がなんだかなぁ。

今回は自分は本棚重視、最上さんは本棚適度に終了時得点重視、フレイさんは本棚やらずに人物カードやアクションカード運用重視でやったが、まぁ勝つよね…。
一応圧勝ではなくて最上さんもそれなりになってたが、こっちプレミで終了時得点取りっぱぐれてるから上手くやれば100点超えたはずだし。

やはりうーん、な感じ。
旅を適度に本棚達成だけして、お金トラック捨てて、本アイコンのカード取って、歯車トラックで定期収入とアクション強化取りながら終了時得点狙うってルートが一番強いんじゃないかな。

そんな感じで、評価は低めです。
カウンシルオブフォーとどっこいどっこい。
要素的にはこっちの方が好きなんだが、完成度的に。

結果:レン 88〇、最上 72、フレイ 58





終わり。