ヒゲボドさんが夜暇になったので遊べる人いないかとTwitterでつぶやいてたので手を挙げる。



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「トレインズ / Trains」 Hisashi Hayashi作

AEG版は初プレー。
同人版持ってるけどかなり前に1度遊んだきりだな。

OKAZUブランドの同人ゲーがAEGから。
基本はドミニオンクローンだけど、カード使ってボードの陣取り。
今思えばクランクの先駆けか。

流石に6年は前のことなのでルールは覚えてない。
なんかゴミがいっぱい出て辛かったのは覚えてるw。

手番での行動は基本ドミで、買い物していく流れも一緒。
出した線路アイコンにつき線路コマをボードに置ける。
平地は1、川は2、山は3つ必要。誰かが既に置いてる場所は+1。2人なら+2。
都市は駅コマが置いてある分プラス。
駅アイコン出すと任意の都市に駅コマを置ける。
最終的に駅コマ1つある駅に線路敷いてると2点、2つで5点3つで10点とかそんな感じだったか。
駅コマは誰のものでもないので自分でやるよりは人にやってもらいたいが、後から入るのは重くなる。
まぁ得点行動なので、自分だけいる場所を美味しくしてくのが基本か。

特徴として、線路敷いたり駅建てたりすると廃棄物カードが捨て札に入る。
要は何かするたびに呪いが増えていくので辛い。
手札の廃棄物全除外するカードを取って対応するか、手番パスすることで同様の効果が使える。
適切な枚数で前者をこなすか、手損覚悟で後者で対応するか。
なるほどこんなゲームだったな。

陣取りではあるけど早い者勝ち感があるのは郊外の得点マスくらいで、コストは嵩むがあまり人との競合は考えずに伸ばしていける。
個人的にはそこの焦点がぼやけてる感じがして好みじゃないってのがあまり遊んでない理由かな。
キツキツなゲームに慣れ過ぎてるのかもしれんが。
インタラクション薄いゲーム好きって言ってる割には逆の感想な気がするが。

悪くないゲームだが、個人的にデッキ構築はハトクラが最高峰なのと、ボード使うデッキ構築だとクランクも今は存在するので、取り分けてこれを遊ぶ理由は薄いかな。
鉄道好きな人のためのデッキ構築ゲーということで。
前回も今回も基本デッキしか遊んでないので、他のカードで遊んでみたら印象変わるかもしれないけど。

それはそうと、銀貨金貨にあたるカード、急行・快速・特急って感じに分かれてるんだけど、どう見ても絵が急行が新幹線で特急が急行電車。
日本の電車知らない人が作ったんだろうか…。そこが残念。
日本語版出るなら直して欲しいが、まぁ今更出ることはないかな。

結果:ナフタレン 24、ヒゲボド 30〇、レン 30






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「ミゼルカ」

3人トリテの最高峰。

6枚ずつ配った時点で親が切札を決定。
スペード・ハート・ダイヤ・クラブ・ノートランプ・ミゼルカの6種。
一度自分が選んだのは再選択不可で、これを全員が使い果たすまでやるから6×3の18ディール。
選んだら、追加で7枚ずつ配って手札13枚。余りも13枚。
その後、親から順に、手札を好きなだけ捨てて余りのカードから引き直せる。
なくなったらそれ以上引けないので、大抵三番手は1枚も変えられない。

んでマストフォローのトリテをするが、取ったトリック数から親は7トリック、2番手は4トリック、3番手は1トリック引いた物が得点になる。
先手程有利なのでノルマも大きい。
7トリックは意外と重くて、かなり頑張ったつもりでも1点2点が関の山。
逆に3番手は手札は弱いが、2トリック取れば得点になるのでワンチャン高得点を狙える。

なお、ミゼルカ選択時はトリック取らないようにして、取ったトリック数を1番手は1、2番手は4、3番手は7から引いた物が得点になる。

基本的に親は自分が多く持ってるスートを切り札に選んだ方が良いが、手札半分しか見れてないのでその後の配り次第。
全体的に強いランク持ってればノートランプ、弱かったらミゼルカ。
後半は選択肢なくて配り運だけど。
それよりも大事なのは手札のチェンジ。
切札以外はハイカード以外全部捨てるのが基本。切札引ければその方が強いからね。
あとは手持ち枚数の少ないスートは捨てて、ボイド狙えるようにしておくのも大事。
早めにボイドできれば切札出して、低ランクの切札でトリック取れるので。
交換枚数十分にあるなら枚数よりも低ランクばかりのスートを優先して交換したいが。

18ディールのフルゲームやるのは初めてかな?
2時間くらいかかったが、それに見合う面白さはある。楽しかった。
長丁場に関わらず、結果が非常に僅差になって驚いた。
ラス前の親で切り札選択失敗して、マイナス5点くらいくらったのが痛かった。
あれで逆の切札選んでれば十分勝てる枚数はあったのに。配りが悪い…。

結果:ナフタレン 1、ヒゲ -3、レン 2〇


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「シェリフ」 河童の三平 作

初プレー。河童さん作だったのか。

3人専用の非対称目的トリテ。
10~Aで4スートを使用。ジョーカー1枚。

ジョーカー配られた人が、シェリフ・強盗団・市長の役職のどれかを選択。
時計回りに全員役職選んだら、市長選んだ人が切り札を決める。
その後市長から打ち出してマストフォローのトリテ。
なおジョーカーは最弱カード。

強盗団は獲得した10のカードが1枚1点。
シェリフは獲得したKのカードが1枚1点。
市長は獲得したJQのカードが1枚1点だが、強盗が獲得した10の枚数とシェリフが獲得しなかったKの枚数がマイナス点。
誰かが8点取ったら勝ち。
サマリーカードがあって分かりやすかった。

ちょっと複雑だが、10のカードはお金、Kのカードは強盗って考えると、強盗団に取られたお金とシェリフが捕まえそこなった強盗がマイナスってなるので分かりやすい。

市長は切札決めれる優位があるが、マイナス点になるリスクを孕む。が、唯一最高8点取れる可能性もある。
市長になるとシェリフとは協力して、強盗とは敵対するチーム戦要素も生まれるのが面白い。
まぁ他二人の邪魔をしても最大4点取れるので得点状況次第で。

うーむ、これは面白い。が、非常にプレイングが難しい。
カード枚数少ないのも相まって、無駄な手がほとんどない。
これはいいゲームだ。なぜもっと広まってないのか。
得点が一見複雑で、役職カードサマリーが必須なのが原因か。

1ゲーム目は3ディールくらいで自分が市長で大量得点して勝利。
2ゲーム目はなかなか長引きました。

結果1:ナフタレン 8〇、ヒゲボド 1、レン 5
結果2:ナフタレン 7、ヒゲボド 0、レン 7



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「フーズ フー / Who's who」 David Parlett作

初プレー。気になってた3人用トリテ。
作者はおなじみパーレット。

2~4を抜いてジョーカー2枚。
ジョーカー配られた同士がチーム、1人に集まったら他2人がチーム。
ただし誰がペアなのかはプレイ中にジョーカー出すまで判明しない、ナポレオン的な。

マストフォローだが、トリックに勝つのは2番目に強いカード。
ただし誰もフォローできなかった場合は、リードが勝つ。
ジョーカー出したら、出した人が誰にトリックを取らせるかを決める。
ジョーカー2枚出されたら、残りの1人が決める。

目的は1:2の1人のプレイヤーは自分が取ったトリック数単独2位になる、もしくは他2人の獲得トリック数を揃える。
他2人はそれを阻止すること。
1人の方が成功したら10+トリック数が得点、失敗したらその分が他2人に。

なかなかチャレンジングで面白い内容なんだが、どうもバランスはいまいち。
特にジョーカーの存在。強すぎないか。
1人にジョーカー2枚来た場合、それらを使わずにラスト2トリックに取っておけば、ラスト2トリックは好きにトリックを押し付けられるので自分が2位になるのも他2人揃えるのも簡単すぎる。
防ぐにはチーム2人がトリック数3以上離したうえで、1人の方がそれより3以上多いか少ないトリック数じゃないといけない。
平たく取ってたらまず不可能。ちょっと強すぎだろう。

逆にジョーカーが分かれてる場合、使わずに取っておけば単独2位やトリック数同数を避けるのも簡単。
そこでバランス取ってるのかもしれんが、どちらにせよジョーカーが強すぎる。

プレイングとしてはジョーカー分かれてる場合、早々にどちらかが持ってることバラして、もう1人に調整してもらって、その動きからペア推察して平たくなるように動くのがセオリーかな。
単独の人は他のどちらかに偏らせながら自分も取っていくのが必要だが、1:2なので難しい。
ジョーカー2枚持ってるときにブラフで1枚早めに出して、どちらかが敵だと思わせるプレイングも考えられるが、先述のジョーカーの優位性考えると勿体ないな。

うーん、なんか惜しいゲームだ。

結果:ナフタレン 84〇、ヒゲボド 65、レン 39



おしまい。

ほぼトリテ、あと電車で終わった。岐南会っぽい会だったw。




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松屋!